ホーム > 近畿のESDサポート情報 ≪地方センターによる多主体共同事例編≫★令和4(2022)年度更新版★

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近畿のESDサポート情報 ≪地方センターによる多主体共同事例編≫★令和4(2022)年度更新版★

近畿ESDセンターでは、地域でのESD 推進に役立ていただくため、「地域教材」「地域のESD 支援者・支援内容リスト」「地域で実施される体験プログラム」「ESD 関連の体験施設・場」「地方センターによる多主体共同事例」の5つのテーマで、主に近畿ESDセンター開設以降に培ったネットワークや収集した情報を収集・整理し、皆さまにお届けします。

今回は、「地方センターによる多主体共同事例編」をお届けします。

  1. 近畿ESDセンターによる、ESDの視点による地域を教材にした授業づくり・実践の支援学習指導案作成・実践のための支援(平成30~令和2年度)
  2. 近畿ESDセンターへの相談対応から発展した共同事例
  3. 近畿ESDフォーラム
  4. 「ESD for 2030 学び合いプロジェクト」近畿分科会
について、ご案内します。(※令和5年1月末時点の情報です)
ご関心を持たれた場合は、近畿ESDセンターまでお問合せください。
◆近畿ESDセンターによる、ESDの視点による地域を教材にした授業づくり・実践の支援学習指導案作成・実践のための支援
 近畿ESDセンターでは、子どもたちの主体的な学びを導く学校教員と、持続可能な社会づくりに向けた地域の計画を策定・推進する自治体職員が出会い、ESD実践を補完する専門性を有する地域の拠点などの多様な主体との連携のもと、ESDの視点で地域を教材にした授業を作成・実践することによって、学校で取り組む「持続可能な社会の創り手の育成」が効果的に進むと同時に、子どもたちの学びを支えることを通して地域が元気になると考えています。
平成30年度に2件、令和元年度に1件、令和2年度に1件のESD授業づくりをモデル的に伴走支援しました。
授業づくりにあたっては、教員と自治体職員の「出会いの場」をつくり、教材となる地域素材・地域課題等を検討した後、自治体職員の方から提供していただいた情報等を基にした指導案の作成、授業実践が効果的に行えるよう支援を行いました。また、ESD学習指導案作成にあたっては、ESDの実践を積んでこられた近畿圏の学校教員の参加のもと検討会を行い、多様な視点からのアドバイスによって指導案をブラッシュアップしました。
授業づくり・実践については、その年度の近畿ESDフォーラムにおいて事例発表していただきました。平成28年度、平成29年度に作成・実践した授業の学習指導案は、各年度の近畿ESDフォーラム報告書に掲載しています。ご関心を持たれた方は近畿ESDセンターにお問合せください。

(「これからの食糧生産とわたしたち」の連携授業の様子 ※平成30年度事例)

○<令和2年度事例:和歌山>

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「学校と地域資源・人材の連携による取組」
学校:和歌山県向陽中学校・高等学校
地域人材:和歌山県立自然博物館、紀ノ川農業協同組合、和歌山県環境生活総務課
<取組概要>
ESDはSDGsの達成に向けて、教育・人材育成の面で貢献を期待されています。また、新学習指導要領にも、「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されており、今後、全ての学校教育において一層ESDの推進が求められていくことが予測されます。そこで、SDGs達成に寄与するESDの実践に向けて、学校が地域資源や地域人材とどのように連携しどのような教育活動を展開できるかについて意見交換を行いました。

◇指導案例「郷土和歌山の魅力を再発見!」はこちら

○<令和元年度事例:滋賀(※関係者所属・肩書は令和元年度時点)>
「大谷川のオオサンショウウオを守るために、わたしたちにできること」
長浜市立高時小学校 4学年 総合的な学習の時間
指導案作成・授業者:足立 康輔氏(長浜市立高時小学校 教諭)
授業づくり協力:古山 明日香氏(長浜市市民協働部 歴史遺産課 主査)
<授業概要>
学区内の大谷川に生息するオオサンショウウオを教材にして、実際に水生生物調査を行ったり、オオサンショウウオが生息する自然環境を守っている地域団体からお話を聞いたり、地域にある大学から水質調査について教えていただいたり、市歴史遺産課から昔と今の大谷川やそれを囲む地域の様子を比べながらお話をしていただいたりなど、地域の多様な主体と連携しながら学びを深めた。学習の最後には、学んだことを地域のお祭りの場等で地域の方々に発信した。

◇指導案「大谷川のオオサンショウウオを守るために、わたしたちにできること」はこちら

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○<平成30年度事例:奈良(※関係者所属・肩書は平成30年度時点)>
「これからの食糧生産とわたしたち~持続可能な社会につながる平城っ子のフード・アクション~」
奈良市立平城小学校 5学年 社会科
指導案作成・授業者:新宮 済氏(奈良市立平城小学校 教諭)
授業づくり協力:小西 圭氏(奈良市 観光経済部 農政課)
<授業概要>
5年生社会科で農業と水産業の学習を通して明らかになった食料自給率の低さをはじめとした食料生産に関わるいくつかの問題のなかから、特に耕作放棄地の問題に注目。地域を舞台にした耕作放棄地調べから、日本の食糧生産の危機的状況について考え、持続可能な食糧生産のために自分たちができることを探る。耕作放棄地の実態等について、市農政課から学んだ。
◇指導案「これからの食料生産とわたしたち~持続可能な社会につながる平城っ子のフード・アクション~」はこちら
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○<平成30年度事例:奈良(※関係者所属・肩書は平成30年度時点)>
「信貴山縁起絵巻をよむ」
平群町立平郡北小学校 6学年 総合的な学習の時間
指導案作成・授業者:中澤 哲也氏(平群町立平群北小学校 教諭)
授業づくり協力:葛本 隆将氏(平群町教育委員会 総務課)、長谷川 晃一氏(平群町 観光産業課)
<授業概要>
国語科の単元である「鳥獣戯画を読む」の教材を通して、地域にある国宝である「信貴山縁起絵巻」と児童を出会わせ、そのよさや特徴を読み解き、解説文を書く。信貴山縁起絵巻について、町教育委員会の学芸員に解説していただいたり、児童が作成した解説文を町観光産業課の協力を得て広く町民の方々に向けて発表する機会をもったりした。

◇指導案「信貴山縁起絵巻をよむ」はこちら
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◆近畿ESDセンターへの相談対応から発展した共同事例
近畿ESDセンターでは、近畿ESDフォーラムで学校・自治体・拠点の方々が出会うことによって、授業に使える地域資源を知ったり、授業を一緒につくる仲間と出会ったりして、実際に次年度の連携授業が実現した例があります。また、近畿ESDセンターに寄せられたご相談に対応して、学校・自治体・拠点等のつなぎ役を担ったことで、連携授業が実現した例もあります。ここでは、それらの一例をご紹介します。
これら事例は、各年度に実施した近畿ESDフォーラムで発表をしていただきました。令和元年度事例については、近畿ESDフォーラム2019年度の報告書 に学習指導案等を掲載しています。ご関心を持たれた方は近畿ESDセンターにお問合せください。

(ESDフォーラム2019年度のワークショップ全体会では、共同事例を発表いただいた教員の方々を交えてパネルディスカッションを行いました。)

○<令和4年度事例:奈良(※関係者所属・肩書は令和4年度時点)>
「地域の暮らしを見つめる」
大和郡山市立郡山西中学校 2学年 総合的な学習の時間
指導案作成・授業者:中澤 宏太氏(大和郡山市立郡山西中学校 教諭)
授業づくり協力:尾上 忠大氏 他(森と水の源流館<地域ESD拠点>)
<概要>
地域の川の源流である奈良県川上村の森と水の源流館へ施設見学とフィールドワークを行い、スタッフの地域への思いや働く姿から、地域愛や下流で暮らす人々のためにきれいな水を届けようとする利他の精神を学ぶ。自分たちの地域の学習に繋げ、地域の良さや課題を明らかにするだけではなく、大和郡山市職員とも連携し地域におけるボランティア活動へと深める学習。

◇指導案「地域の暮らしをみつめる」はこちら

○<令和3年度事例:滋賀(※関係者所属・肩書は令和3年度時点)>
「地域の環境保全を流域のつながりで考える」
長浜市立余呉小中学校 4学年 総合的な学習の時間
指導案作成・授業者:野村 祐美子氏(長浜市立余呉小中学校 教諭)
授業づくり協力:丸山 勇気氏(大阪府立環境農林水産総合研究所・生物多様性センター)
<概要>
野村先生から「地域の水や森林の働きについて学習を始めているところで、今後、淀川水系の下流の様子(地域の川の様子や、水生生物の状況)について、交流させていただけるところを探している」との相談をいただき、近畿ESDセンターが以前より交流のある大阪府立環境農林水産総合研究所(生物多様性センター)とおつなぎしました。先生と研究所ご担当者の双方で十分な打ち合わせの機会を持たれた後、オンラインを活用して授業を実施されました。

*本共同事例に係るブログはこちら
○<令和3年度事例:大阪(※関係者所属・肩書は令和3年度時点)>
「プラごみダイエット~ポイ捨てゼロに向けた施策と学校連携 高校生は何ができるか」
学 校:大阪府立枚方高等学校 生徒会
自治体:枚方市 環境部 環境政策室
<概要>
枚方市環境政策室では、使い捨てプラスチックの削減やプラスチックごみのポイ捨てゼロの取り組みを進める「ひらかたプラごみダイエット~ポイ捨てゼロ宣言」を表明して、様々な主体と連携して取組を進めています。施策展開の一環として、市内にある高校と連携して、ワークショップ形式で学びを深めながら具体的な行動を促しています。令和3年度の高校と連携した環境学習ワークショップにおいては、近畿ESDセンターもご一緒させていただきました。
枚方市の「ひらかたプラごみダイエット」に賛同した連携した枚方高校では、生徒会が中心になって、プラスチックごみの分別回収ボックスの設置など、高校生らしいアイディアや行動力を生かした取組を進めています。

○<令和元年度事例:大阪・奈良(※関係者所属・肩書は令和元年度時点)>

「どうぶつはかせになろう」
平群町立平群北小学校 2学年 生活科
指導案作成・授業者:中澤 哲也氏(平群町立平郡北小学校 教諭)
授業づくり協力:市川 晴子氏(天王寺動物園)
<概要>
近畿ESDフォーラム2018年度のワークショップで、中澤先生と市川さんは同じグループで授業づくりについて意見交換を行うなどの出会いがありました。中澤先生が2年生の担任になり、天王寺動物園に遠足に行くにあたって、遠足を単発のもの、楽しいだけのものに留まることなく、学校での授業との一連のつながりをつくり、動物園での遠足をより深い学びにつなげることができるよう授業づくりを模索されて、近畿ESDセンターにご相談をいただきました。近畿ESDセンターでは、改めて市川さんとおつなぎしたところ、スムーズに授業づくりに話がつながりました。授業の導入に、天王寺動物園ディスカバー・プログラム貸出キット「ウンチ標本」を使用して、生きものに対する親しみを持たせたりするなどの工夫が盛り込まれました。
◇指導案「どうぶつはかせになろう」はこちら

○<令和元年度事例:和歌山(※関係者所属・肩書は令和元年度時点)>
「われら みんなの 応援団」
橋本市立あやの台小学校 4学年 総合的な学習の時間、社会科、国語科
指導案作成・授業者:中谷 栄作氏(橋本市立あやの台小学校 教諭)
授業づくり協力:尾上 忠大氏(森と水の源流館 事務局長)
<概要>
近畿ESDフォーラム2018年度のワークショップでは、森と水の源流館と流域の学校、流域の自治体とが連携して、授業づくりの構想を話し合いました。令和元年度には、中流域の大和平野に位置する大和郡山市立郡山西小学校の島先生や、橋本市立あやの台小学校の中谷先生と連携して、主体的・対話的で深い学びの実現に取り組みました。
この連携授業では、導入から授業全体に亘って尾上さんと連携し、実際に川上村の人々と出会って学ぶ場をつくるなどのつなぎ役も担っていただきました。
◇指導案「われら みんなの 応援団」はこちら
○<令和元年度事例:奈良(※関係者所属・肩書は令和元年度時点)>
「水の恵み~川上村から学ぶ持続可能な水の流し方~」
大和郡山市立郡山西小学校 4学年 総合的な学習の時間
指導案作成・授業者:島 俊彦氏(橋本市立あやの台小学校 教諭)
授業づくり協力:尾上 忠大氏(森と水の源流館 事務局長)
<概要>
近畿ESDフォーラム2018年度のワークショップでは、森と水の源流館と流域の学校、流域の自治体とが連携して、授業づくりの構想を話し合いました。令和元年度には、中流域の大和平野に位置する大和郡山市立郡山西小学校の島先生や、橋本市立あやの台小学校の中谷先生と連携して、主体的・対話的で深い学びの実現に取り組みました。
この授業では、尾上さんがつなぎ役となって川上村役場水源地課の職員にゲストティーチャーとして授業に参画していただき、上流に住む川上村の想いについてお話を聞くことで学びを深めるなどの連携が図られました。
◇指導案「水の恵み~川上村から学ぶ持続可能な水の流し方~」はこちら◆近畿ESDフォーラム近畿ESDセンターでは、学校教員・教育関係者、自治体職員、博物館・環境学習施設・社会教育施設等の地域拠点、学校と連携したESDに取り組む団体・組織、教員を目指す学生等の多様な主体が一堂に集い、学校教育におけるESDやそれを取り巻く持続可能な地域づくりについて共に考えを深めることを通して、地域におけるESD推進ネットワーク構築の機会となることを目的に、近畿ESDフォーラムを毎年開催しています。


(近畿ESDフォーラム2022年度 ワークショップの様子)

○近畿ESDフォーラム2022年度

「“ESD for 2030”パートナーシップで地域から実践するSDGs
~未来につなげる教育・つながる想い~」

*本フォーラムの開催案内に係るブログはこちら
*本フォーラムの開催結果に係るブログ①はこちら
*本フォーラムの開催結果に係るブログ②はこちら

○近畿ESDフォーラム2021年度
「“ESD for 2030”地域から実践するSDGs」
~地域資源を教材にして、持続可能な社会に向けて行動する人を育てる~

*本フォーラムの開催案内に係るブログはこちら
*本フォーラムの開催結果に係るブログはこちら

○近畿ESDフォーラム2020年度
「“レジリエントで持続可能な社会”の創造を目指して
~地域資源から学びグローバルな視点を育むアプローチを探る~

*本フォーラムの開催案内に係るブログ①はこちら
*本フォーラムの開催案内に係るブログ②はこちら
*本フォーラムの開催案内の動画(2分編)はこちら
*本フォーラムの開催案内の動画(5分編)はこちら
*本フォーラムの開催結果に係るブログはこちら

○近畿ESDフォーラム2019年度
「持続可能な社会の創り手を育むために、地域資源を活用した授業のあり方をさぐろう~学校・行政・拠点の連携が、子どもたちのより深い学びを生み出す~

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近畿ESDフォーラム2019年度報告書 を、近畿ESDセンターにて配布しています(郵送の場合は郵送費をご負担いただきます)。ご関心のある方は、お気軽にお問合せください。

○近畿ESDフォーラム2018年度
「地域資源を活用して、子どもたちの学ぶ力を育てる授業をつくろう
~地域とつながる、“社会に開かれた教育課程”とは!? 学校・行政・拠点の連携により地域の課題解決に迫る!~

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*本フォーラムの開催結果に係るブログはこちら
近畿ESDフォーラム2018年度報告書 を、近畿ESDセンターにて配布しています(郵送の場合は郵送費をご負担いただきます)。ご関心のある方は、お気軽にお問合せください。
○近畿ESDフォーラム2017年度
「子どもたちの『深い学びに向かう力』を育てるESDの授業とは?!
~近畿の教員による“優れた”授業実践を一挙公開

*本フォーラムに係るブログはこちら
近畿ESDフォーラム2017年度報告書 を、近畿ESDセンターにて配布しています(郵送の場合は郵送費をご負担いただきます)。ご関心のある方は、お気軽にお問合せください。
◆「ESD for 2030 学び合いプロジェクト」近畿分科会
ESD活動支援センター(全国・地方)では、ESD推進ネットワークの新たな活動として「ESD for 2030学び合いプロジェクト」 が令和3年度に始まりました。令和3年5月に策定された第2期ESD国内実施計画に位置付けられた「テーマ別の学び合いの仕組み」であり、実施を通してESD活動の高度化を図ります。
全国8カ所の地方ESD活動支援センターが、地域の課題や各センターの強みを考慮してテーマを設定し、プロジェクトを運営します。
○令和4年度「ESD for 2030 学び合いプロジェクト」近畿分科会・テーマ:脱炭素社会の実現に寄与する ライフスタイルを促す ESD学習プログラムの創出
・形 態:オンラインでの学び合い5回、実践各実践につき1回
・参加者:地域ESD拠点を含む、地域でESD推進に取り組む組織・団体等、学校教員、大学生、有識者など 22名
・講 師:奈良教育大学 ESD・SDGsセンター
中澤 静男氏、大西 浩明氏、加藤 久雄氏、杉山 拓次氏
・助言者:奈良市立平城小学校 新宮 済氏
・実践者:①風呂敷から考える持続可能な未来~家庭科×脱炭素社会<学校>比叡山高等学校 教諭 伊藤 由季氏<拠点>滋賀県地球温暖化防止活動推進センター/(公財)淡海環境保全財団 来田 博美氏②「流れる水のはたらき」から考える森林の役割や環境保全~理科×脱炭素社会
<学校>箕面自由学園 教育顧問 十河 秀敏氏
<拠点>近畿中国森林管理局 箕面森林ふれあい推進センター 中田 茂巳氏、矢放 七海氏、水野 日向子氏・ねらい:地域でESDを推進する拠点のプログラムを、学校の授業において有効に活用した「学習指導案」を創出することを目指す。学校教員のESD指導力向上に役立てていただくと同時に、拠点の方々にとってもESD支援のポイントを再確認することをねらう。また、各参加者のESDの取組のブラッシュアップや、多様な主体がそれぞれの専門性を活かして連携するESD 推進ネットワークの構築をはかる。
・概 要:ESD活動を支援する拠点のプログラムや専門的知識を学校の授業に有効に活用した「ESD学習指導案」を創出した。5回の分科会を通して、分科会参加者(授業実践者含む)が、子ども達が授業を通じて価値観・行動が変容する過程を想定して、授業づくりを考えていくという体験を通じてESDを学ぶことができた。◇指導案「風呂敷から考える持続可能な未来」はこちら◇指導案「『流れる水のはたらき』から森林の役割や環境保全を考える」はこちら*令和4年度近畿分科会の募集案内はこちら*近畿分科会の募集案内に係るブログはこちら*近畿分科会の内容に係るブログ①はこちら*近畿分科会の内容に係るブログ②はこちら*近畿分科会の内容に係るブログ③はこちら*ESD活動推進ネットワーク全国フォーラム2022(ESD全国フォーラム)での「ESD for 2030 学び合いプロジェクト」の発表等について、動画を公開しています(詳しくはこちら

(比叡山高校の授業では、滋賀県地球温暖化防止活動推進員の方々からふろしきの包み方を教わりながら、ふろしきの持続可能性について生徒が主体的に考えました)


(箕面自由学園の授業では、丸太切りを体験するなどして、木の保水力を五感を使って確かめました)

    ○令和3年度「ESD for 2030 学び合いプロジェクト」近畿分科会

    • テーマ:脱炭素型ライフスタイルを促すESD学習プログラムの向上
    • 形 態:オンラインでの学び合い(7回+現地視察1回)、実践1回
    • 参加者:地域ESD拠点を含む、地域でESD推進に取り組む組織・団体等、学校教員、自治体職員、有識者など 19名
    • 講 師:中澤 静男氏(奈良教育大学 准教授/近畿ESDコンソーシアム 事務局長)
    • 実践者:新堀 春輔氏、石田 浩基氏(公益財団法人京都市環境保全活動推進協会/京エコロジーセンター)
    • ねらい:「地域ESD拠点」等がもつ施設や学習教材等の専門的な資源を活かして、学習者(子供から大人)の脱炭素型ライフスタイルを促すESD学習プログラムの創出を目指す。講師等を交えた参加者(地域ESD拠点等)同士の学び合いを通じて、学習者の「気づき」「感動」「探究の欲求」が得られるように学習プログラムの質を高める。参加者が、それぞれの専門性を生かして脱炭素社会に貢献するモデル事例創出に参画することで、ESD支援・推進の取組のブラッシュアップやネットワーク構築につなげることを目標とする。
    • 概 要: 講師等を交えた参加者同士の学び合いを通じて、実践者である京エコロジーセンター(地域ESD拠点)がもつ施設展示を活かしたESD学習プログラムを創出しました。分科会参加者同士の意見交換の機会に重点を置いたことで、多様な主体からなる分科会参加者が、自身のESD活動への取組意欲向上や活動への新たな視点をもつことにつながりました。また、分科会参加者同士で勉強会以外でも情報交流・意見交流がなされるなど、ネットワーク構築につなげることができた。
*令和3年度近畿分科会の募集案内はこちら
*近畿分科会の募集案内に係るブログはこちら
*近畿分科会の内容に係るブログはこちら
*ESD活動推進ネットワーク全国フォーラム2021(ESD全国フォーラム)での「ESD for 2030 学び合いプロジェクト」の発表等について、動画を公開しています(詳しくはこちら
(近畿分科会での参加者の意見交換を通してブラッシュアップしたESDプログラムを実践する京エコロジーセンター 石田さん)
お問合せ・ご感想等は、近畿ESDセンターまでお寄せください。
E-mail:office☆kinki-esdcenter.jp(☆を@に変えてお送りください)
以上、近畿のESDサポート情報 ≪地方センターによる多主体共同事例編≫でした。
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