<概要>
「もはや地球温暖化ではなく、沸騰化だ(国連グテーレス事務総⻑談)」という⾔葉が話題になるほど、気候変動は深刻化しています。喫緊の課題である脱炭素社会の実現やSDGsの達成に向けて、ESD(持続可能な開発のための教育)の普及は、学校や地 域、企業においても、重要な課題になっています。
この講座では、おもに学校での気候変動教育を取り上げ、地域で⽀え、教員に とっても実施しやすい取組事例を紹介します。ESDを実践するにあたり活動のボ トルネックとなっていると思われるさまざまな課題に対し、事例紹介などを交え 課題の洗い出しと解決に向けた学びの機会とします 。
<詳細>
日 程:2023年9月30日(土)〜11月25日(土)にかけて全5回の連続講座
各回の日程および内容詳細は下記をご覧ください。
会 場:エル・おおさか
(〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14、京阪電車・大阪メトロ天満橋駅西300m )
※回によって部屋が違います。ご注意ください。
対 象:自治体教育関係者 、環境担当者 、社会教育関係者 学校教員
(目指している人や元教員を含む)、地域で ESD を実践している NPO、企業、個人、大学生
参加費:無料
定 員:各回 20人
(先着順を基本としますが、希望者多数の場合は連続参加の方を優先させていただきます)
お申込み:こちらのフォームよりお申込みください
URL:https://forms.gle/tnu2REifLjV76qXg6
締切:各回の開催日前日の正午まで
<プログラム>
第1回 感動のESD実践提案!
日時:9月30日(土) 14:00~16:00
会場:エル・おおさか504号室
内容:本プロジェクトの趣旨および今年度講座の内容について紹介します。
昨年度の学びあいプロジェクトでの実践校において、ESD が学生・生徒
に与える効果について紹介します。その後、今後のESD普及について課題を考えます。
事例紹介:「ESD 実践から得られた成果と今後」
・比叡山中学・高等学校 伊藤由季教諭
・奈良教育大学 中澤静男教授
第2回 ESD の一石二鳥な取り組み方
日時:10月14日(土) 14:00~16:00
会場:エル・おおさか504号室
内容:学校現場には取り組み課題が増え続けています。さまざまな課題をESD
に取り入れて授業構成することで現場の負荷を軽減できることを、地域
をあげてESDに取り組む和歌山県橋本市の事例を通じて紹介します。
参加者と ESD の上手な取り組み方について考えます。
事例紹介:・和歌山大学教育学部附属小学校 中谷栄作教諭
・橋本市教育委員会 今田実教育長
第3回 地域が支える学校のESD!仕組みづくりのプロセスを知ろう
日時:10月27日(金) 14:00~16:00
会場:エル・おおさか504号室
内容:学校での ESD を行政と NPO が協働して支えている地域事例を報告
します。それを可能に している制度や、その制度が生まれた経緯、
他地域への広がりなどの報告を受け、このような仕組みを他地域で実施
するうえで、どのような課題があるか、参加者と考えます。
事例紹介:「こどもエコライフチャレンジの市内全校実施の経緯と運用、発展」
・京都市地球温暖化対策室 照沼係長
・気候ネットワーク環境教育事業部長 広瀬和代氏
「池田市の地域まるごと環境学習」
・池田市環境政策課主任主事 荒木星来氏
・いけだエコスタッフ理事長 庄田佳保里氏
第4回 学校が活用できる教材!みんなで考える活用例
日時:11月18日(土) 14:00~16:00
会場:エル・おおさか501号室
内容:気候変動や ESD に関して、自治体や官公庁、NPOも学校で活用できる
教材を開発しています。どのようなものがあるか、活用状況とあわせて
紹介します。より利活用されるためのアイデアや課題を参加者と考えます。
事例紹介:木津川市まち美化推進環境保全指導員 京都府地球温暖化防止活動推進員 西澤浩美氏
第5回 振り返って考える、学校と地域を ESD でつなぐ課題とは
日時:11月25日(土) 14:00〜16:00
会場:エル・おおさか南館72号室
内容:第1回から第4回にかけて学び合った内容についておさらいと振り返りを行います。
その上で、学校と地域の連携におけるボトルネックについて解決できそうな部分や
今後の課題について参加者間で考えます。
進行:福知山公立大学教授 谷口知弘氏
<主催>
近畿地方ESD活動支援センター、環境省近畿地方環境事務所
<お問合せ>
近畿地方ESD活動支援センター(担当:堀、小路)
大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル5F
TEL:06-6948-5866 MAIL:office@kinki-esdcenter.jp