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2017.12.18 センターお知らせ 

分野やセクターを越えた相互参照機会、ESD全国フォーラム

11月24日(金)、25日(土)の2日間に亘り、ESD推進ネットワーク全国フォーラム2017「地域におけるESDのさらなる展開に向けて」が東京で開催されました。全国から158名の多様な立場からなる参加者が意見交換や交流を行いました。
○日 時:2017年11月24日(金)13:00~18:00、25日(土)9:30~13:00
○会 場:立教大学 池袋キャンパス 太刀川記念館、5号館
○主 催:ESD活動支援センター、文部科学省、環境省
○共 催:立教大学ESD研究所
 
フォーラム全体を通して、分野やセクターを越えてそれぞれの機能の相乗効果や補完性を生む機能が、ESD推進ネットワークにおいて、現在最も期待されているといった意見が多く聞かれました。SDGs(持続可能な開発目標)の目標全てが関わり合いを持っていることからも分かるように、社会課題はますます複雑で重層化してきており、その課題解決に向けては、それぞれの分野やセクターで積み重ねてきた成果だけでは対応に限りがあると考えられます。持続可能な社会に向けて、多様な主体間・分野を超えてコミュニケーションできる機会が大切になってきたことを改めて感じました。
 
プログラムは5つのセッションで構成されました。各セッションの概要をご報告します。
 
◆セッションⅠ:「地域におけるESDのさらなる展開に向けて」
東北(NPO)、中部(企業)、九州(教育委員会)の各地方・各主体から、それぞれの地域でどのようなESD実践を行っているか、また、各地方ESDセンターとどのように連携しているか、今後どのような連携が期待されるかについて紹介がありました。

 
◆セッションⅡ:「ESD推進ネットワークと多様な活動事例」
ポスター発表・情報交流セッションとして、JICA地球広場、日本ユネスコ協会連名、ESD学会等8団体のポスター発表が行われました。

 
◆セッションⅢ:「ESD関連省庁施策とESD推進ネットワークへの期待」
ESD関係省庁である、文部科学省、外務省、消費者庁、環境省からESDに係る施策が説明されました。文部科学省からは、ESD活動支援センターへの期待として、ESDコンソーシアムとの連携が挙げられ、地域の自発的な取組の広がりが期待されるとの話がありました。外務省からは、海でつながる世界として、今後、多様な主体の連携の強化により、途上国のSDGsやESDの発展に寄与する人材の育成を図っていきたいという話がありました。
 
◆セッションⅣ:分科会「地域ESD拠点の可能性」
4つの分科会に分かれ、各テーマにおいて事例紹介と、参加者による意見交換が行われました。
①森里川海と大人・子どもの学びをつなぐESD(近畿・四国)
②公的施設との連携で展開するESD(関東・ちゅうごく)
③地域と学校をつなぐコーディネート機能を生かしたESD(関東・北海道)
④学校における持続可能なESDをめざして(関東)
近畿ブロックからは、公益財団法人吉野川紀の川源流物語/森と水の源流館(奈良県川上村)の尾上忠大氏から「紀の川じるしのESD」をテーマに事例紹介が行われました。

 
◆セッションⅤ:総括
各分科会での意見交換について共有したのち、フォーラム全体をふりかえって、地域におけるESDのさらなる展開について話し合われました。

 
成山(ESDコミュニケーションプロデューサー)

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